なんと享年101。長期的戦略で己の敵(死)を封じこめたのだろうが、永遠には続かなかった。ジョージ・ケナン - Wikipedia: "ジョージ・フロスト・ケナン(George Frost Kennan, 1904年2月16日 - 2005年3月17日)は、アメリカ合衆国の外交官、政治学者、歴史家。1940年代と1950年代末の外交政策立案者として、彼はソ連の封じ込めを柱とするアメリカの冷戦政策の設計者と見なされる。1946年には本国に送った通称「長文電報」でソ連の行動を分析した。この「長文電報」は、トルーマン政権の間で回覧され、アメリカの冷戦外交の基本方針となる「封じ込め」政策につながった。ケナンは、ジョージ・マーシャル国務長官によって国務省に新設された政策企画本部の初代本部長に抜擢された。また1947年、「X」という匿名で同様の内容を記した「ソ連の行動の源泉」を『フォーリン・アフェアーズ』に発表(「X論文」)。"
X論文については Wikipedia にまとまっている:
X論文 - Wikipedia: "X論文(X Article)とは、アメリカ国務省の政策企画本部長ジョージ・F・ケナン (George F. Kennan) が『フォーリン・アフェアーズ (Foreign Affairs)』誌(1947年7月号)に寄稿した論文である。正式名は「ソヴィエトの行動の源泉 (The Sources of Soviet Conduct)」。発表時の著者名が「X」となっていたことから、「X論文」と通称する。ただし、筆者がケナンであることは早くから知られていた。
いわゆる「封じ込め政策」[1]の理論的根拠をなす論考として知られている。"
ケナンのような頭のいい人たちを旨く使うシステムがアメリカでは昔から機能していた。政権交代があるとこういう人たちはみんな首になるが、ちゃんといろんなシンクタンクという受け皿があって、捲土重来を期して待機できるシステムである。日本の場合の政策頭脳集団といえばやはり霞ヶ関だが、政権が交代してもあいつらは変わらないので、新陳代謝がなされない。
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